HAKANA

 先日の日曜日、横アリではベリキュー合同紺が行われて大勢のファンが集合して盛況だったようですうが
その日、明治座「HAKANA」を見てきました。
横アリ同日ということで、だいぶそのあたりの方々は来てなくて入りは大丈夫なのだろうかと少し気になりながら会場に着くと、予想外に一般層が多く席は7割ほど埋まってたようです。
さすがに明治座!当日は年配の固定客が圧倒的に多く芝居好きが多いのにも関心させられました。
当日は11時からのみ一回公演で、途中休憩を挟む3時間強の長丁場。ライブとはまた違う会場の雰囲気に慣れないうちに時間となり公演が始まりました。


内容はと言えば、
天涯孤独で手癖は悪いし意地も汚い人間のクズ、博打打ちの鈴次郎(大口兼悟)と
墓場の死体を集めてこしらえた死んだ赤子の魂を入れて完成させた美しい女「儚(はかな)」(藤本美貴)との純愛物語。



大きな舞台、芸達者な出演者に囲まれ本格的な芝居に初挑戦とプレッシャーも相当なものであろうと思いますが、藤本さんの儚はイキイキとした演技を見せてくれました。
ニュースでは卑猥なセリフを取り上げられていますが、そんなセリフも少しもイヤラしくなく自然に耳に入ってきます。
芝居に関しては当然の如く実力差があり、不満なところも幾つも見受けられますが、彼女なりの「儚」を見事に演じきっていましたね。
生まれたばかりのまだ赤ん坊のような「儚」、言葉を覚え始めたころのまだ子供の「儚」、礼儀作法を身につけ大人になった「儚」、全てを愛に生きる「儚」。
ラスト花になってしまった「儚」が花びらが空から降るとともに流れる歌ではグッっときてしまいまいした;


途中休憩の時にこの日唯一のヲタモダチ、だいちょさんを発見。
前日の土曜日からの連日の参戦とのこと、いつもながら熱い遠征お疲れさまでした。